遺品の片づけには冷静な業者の目が必要でした

両親の離婚で母と共に家を出てから22年、父の他界の知らせを受けました。
父の遺品整理の必要があり、基本的には全て処分するつもりではあったのですが、母は二度とあの家には入りたくないという事で、まずは単身で様子見に行ってみたものの、正直どこから手を付けて良いのか分からないような状況でした。

以前は自分も住んでいた家ですから、始めの内は懐かしさもあり、慎重に作業を進めていたものの、終わりの見えない作業に段々と粗雑になって行き、ロクに確認もせずに処分品として分別するようになっていきました。
そこで、知人に紹介された遺品整理業者に助けて頂く事になりました
7時間ほどで作業は終了したのですが、最後に遺品整理業者さんから手渡されたのは、父の使っていたカバンと年賀状などの手紙の束でした。
22年間も離れていたくらいですから、正直今更こんなものを受け取ってもと思ったのですが、身の回りが落ち着いてからカバンを開けてみたところ、昔、誕生日に贈った万年筆やネクタイピンが入っていて、当時の思い出がよみがえり、残してくれたことに感謝しました。
手紙の束は他界の知らせや葬儀の会葬のお礼に役立ちましたし、やはり残しておいてもらって良かったです。
個人で作業してたら全て処分してしまっていたでしょうから、遺品整理業者さんには感謝してもしきれませんね。